「健康的な食事をとりましょう」と、よく言われますが、なぜそれは重要視されるのでしょうか。このページでは、食事の役割について説明していきます。
健康的な食事とは
そもそも、健康的な食事とはどんな食事なのでしょうか。健康的な食事とは、健康な体を作るための食事であり、つまり栄養のバランスがとれた食事のことです。
栄養素は大きく分けて3タイプあります。エネルギーとなるもの、体を作るもの、体の調子を整えるものの3つです。エネルギーとなるものは糖質と脂質、体を作るものはたんぱく質、ミネラル、脂質、体の調子を整えるものはビタミンとミネラルです。この糖質、脂質、たんぱく質、ミネラル、ビタミンがバランス良く含まれた食事が「健康的な食事」です。
それぞれの栄養素のはたらきを見てみましょう。
糖質
糖質は炭水化物とも呼ばれますが、果糖や砂糖のほか、芋類、小麦、米、とうもろこしなどを指します。おかずと一緒に食べる主食は糖質が主成分です。糖質はエネルギーとして体や脳を動かすのに使われます。
脂質
脂質は糖質よりも効率の良いエネルギー源として使われます。脂質にも種類があり、エネルギーとして使われるのは脂肪酸、貯蔵されるのは中性脂肪、細胞の膜を作るのがコレステロールとリン脂質です。
このように、脂質はエネルギー源としてだけでなく体の機能を保ったり、また脂溶性ビタミンの供給源になったりするなど、重要な役割を果たしています。
続きは次の記事でご説明いたします。